第55回兵庫県下児童福祉施設入所児童ソフトボール大会

11月24日(日)にソフトボール大会が開催されました。

 

天候にも恵まれ、子ども達もチーム一丸となって力を発揮していました。

 

各チームそれぞれが元気よく正々堂々と試合に集中出来ており、とても良い大会となりました。

 

《優勝》

二葉園

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【三年ぶりの優勝】

 今年は”チームワークを大切に一丸となり一つの勝利を…”を目標に、一試合一試合を楽しみながら戦いました。その目標通り、6年生4名を中心に、本当に結束力のあるチームとなりました。その原動力は何といっても「優勝したい」の気持ち一つでした。

 その気持ちに皆がなったのは、十年余りの間、毎年優勝旗を二葉園が勝ち取っていた状態が続いていた中、ここ三年は負け続け、優勝旗を取り戻すことが出来ない悔しさでした。子どもたちも職員も同じ気持ちをもち、その悔しさを知っているチームだからこそ、この結束力が生まれたのだと思います。ミスに関しても誰一人責めず、仲間を信じプレーした結果が、最終的な目標の”優勝”に手が届いたのだと思います。

 最後になりましたが、大会運営関係者はじめ、たくさんの人の支えの中で、今大会を迎えられ、子どもたちが精一杯プレーできたことに感謝を致します。

 

 

《準優勝》

播磨同仁学院

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今大会の主役は唯一の6年生メンバーのH君。彼は昨年までほとんど試合に出場したことがありませんでした。地域の少年団でもチーム数の減少により交流試合ができなくなり、6年生になった今年に入ってから、彼は一度も試合を経験することができませんでした。それでも彼はこの日のために毎日ピッチング練習を行ってきました。寒い冬の朝、暑い夏の日と、他のことでは怠けてしまいがちな彼が時間を見つけては練習に励みました。

 試合が始まると、緊張からかコントロールが定まらず、フォアボールで何度もランナーを出してしまいました。それでも何とか勝ち進み、ついに決勝戦へ。

 対戦相手は強豪 二葉園。昨年、一昨年と決勝で戦ったライバルです。その大事な試合で彼はその日一番のピッチングを披露!スコアボードには「0」が並び、1点を争う好ゲームとなりました。しかし最後はチーム力で相手が勝り、味方のエラーから失点してしまい負けてしまいました。

 試合後 悔し涙を流す本児と、頑張った本児の姿に感動し涙を流す両親の姿がありました。優勝はできませんでしたが、この一年続けてきた努力は今後の彼の人生にとって大きな財産となってくれると確信しました。

 

《三位》

広畑学園 

2学期も始まり、まだどこか落ち着かない状態でソフトボールの練習を始めました。職員側の狙いとして、落ち着かない状態の子ども達をソフトボールを通して変えていけたらと考えて取り組みました。練習をするにあたって、まずミーティングを行いました。そこでは技術ではなく、声を出すなど自分の出来ることを精一杯すること。そして、チームワーク作りを重きにおいて失敗しても責めずに周りが助けられるチームを作っていくことを話しました。

 当日の試合では、声もよく出て雰囲気もよく練習の成果があり、三位に入賞することができました。この成果は、たくさんの時間を掛け努力すれば結果が得られるということを伝え、子ども達も感じることが出来たように思います。今回の経験を色んな場でいかせられるように繋げられたらと思います。

 

 

立正学園

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大会までの練習時間は正直なところ、あまりたくさん取ることが出来ず、平日も学校から帰ってきてから1時間という短い時間で練習に取り組んでいました。また、ソフトボール経験が少ない子どもが多かったので、ルールやポジションなど一つひとつ丁寧に説明していくところからのスタートでした。練習の際には子ども達に、試合に「勝つ」ということも大切だが、最後まで諦めることなく「一人は皆のために、皆は一人のために」という思いを持ち、チームで助け合い、一つになることが大切であることを伝えていました。

 試合では子ども達全員が緊張していましたが、練習時に伝えた通り、チーム一丸となって最後まで諦めることなく、一人ひとりが一生懸命声を出して頑張ることが出来ていたように思います。今回3位に入賞することが出来、子ども達と共に喜びを感じることが出来ました。

 

 

 

 

posted on: 2013年11月30日